募金箱にお金入れるのは簡単でいい。
実際それも大事なことだし。
でも、なんか
なんか、やっぱり他人事で。

頑張れ日本!頑張れ東日本!なんて
映像や文字情報なんかで
さも自分も応援してる一員って
勘違い入ってたような気がして。

なんか、なんか関わりたいなぁと。

かと言って
情けないことに現地に赴く行動力も無く・・・。


そんなウジウジした自分の目に飛び込んできた活動。
それがコレだった。

ハートプロジェクト。

ハートプロジェクト00

津波で流され、泥だらけになり
持ち主の分からなくなった写真を
東京他で洗浄して送り返す活動。

瓦礫の撤去を行うでも
生活物資を届けるでも
直接被災者の方と接するでもないんだけど

全てを失った被災者にとって
唯一想い出となる写真が戻るということが
どんなに嬉しいことか。
実際、写真が戻って喜び、励みになり
復興への気持ちが湧いた
というような話しも目にした。

間接的だし
一見地味だけど
凄く意味有る活動だと思った。

「写真」っていう取っ掛かりも
自分にとってこれ以上ない入り口でもあったし。

活動を知ってから数ヶ月
ようやくスケジュール合致したので初めて参加した。



これまでに気仙沼市と山元町の写真は作業が終了しているそう。
今行われているのは名取市で流された写真。

今回の作業場は表参道。
場所も、水道光熱費も協力があってのもの。

一回の参加者は15名ほどが基本。
この日も、10回目近い人から
自分のように初参加の人まで様々。
ただ、男女比率は極端で
男性は自分の他はお一人だけでした。



作業の流れは

選別

洗浄

乾燥

以上の行程が済んだ写真を
アルバムに収める

後日、被災地へ送り返す




まず、「選別」。
持ち主が同じと思われるものを一纏めにする。
これだけでも簡単なことじゃない。
そもそも津波で流されたもの。

この段階で、状態の良いものは洗浄へ
傷みが激しすぎて全く判別出来ないものは
後日行われる「供養」へ
そして何とか画は残ってるものの
洗浄作業で致命的なダメージを受けそうなものや
アルバムの台紙に張り付いて剥離困難なものについては
写真を撮っておくことでバックアップとする。
手間を惜しまない、持ち主本意の作業ですね。

「洗浄」。
桶を3つ使い
大まかな泥落とし→更に丁寧に洗い→綺麗な水で仕上げ
写真自体を傷めないように慎重且つ丁寧さが求められる。

「乾燥」。
洗濯物と同じですね。
洗浄の終わった写真を洗濯ハサミに挟んで吊す。

「アルバムへの収納」。
元のアルバムは腐食して使い物になりませんから
写真屋さんで貰える紙製の簡易なアルバムに入れます。
表紙には穴が空いていて
1ページ目に一番持ち主が判別出来そうな写真を入れて
開かずとも発見し易いようになってます。
また、状態の良い元のアルバムの表紙などを沿えて
視覚的・直感的に発見出来る配慮も。

以上がここでの作業になります。


作業場
ハートプロジェクト01

状態の悪いものはこんなにも酷い状況になってます。
この段階で供養に回されるものも少なくありません。
腐食は時間と共に進んでいきますから時間との勝負。
丁寧に扱わなくてはならない反面
作業効率から早さも求められる、難しい作業。
ハートプロジェクト02

洗浄は桶3つが1セット
ハートプロジェクト03


今回自分が担当したのがこの作業。
傷みが激しく、洗浄で致命的なダメージを受ける可能性や
アルバムから剥がす時にプリント面が剥離してしまいそうな
写真をデータに残してバックアップするというもの。
偶然にもカメラはニコン製でしたし
三脚も持ってるものと同じベルボン製と
機材の扱いに戸惑うことはなく
適任だったのかな?と(笑)

洗浄前の泥だらけの写真ですから
作業が進むにつれて
このテーブルも、手も、カメラも相当に汚れて行きます。

データはなるべく大きく残したいですから
それぞれ写真ごとにズームでサイズを合わせ
反ったり折れた写真を押さえるためにガラス板を載せてと
必ずしも機械的に素早くやれる作業ではありませんでした。
ハートプロジェクト04

持ち主ごとの識別アルファベットカードと共に干される。
ハートプロジェクト05

10時から昼食・休憩を挟みながら18時近くまで。
それでも想像してたより遥かに少ない進行具合でした。
これは大変な活動だなと。
そして写真の劣化を考えると急がなくては行けないな、と。

これらの作業、必ずしも報われるものとは限りません。
上手く持ち主に見付けてもらえるとも限らないし
そうあって欲しくはないけれど
既に引き取り手が居ない可能性も有るわけで。
それを考えると、家族写真、旅行写真、結婚式、赤ちゃん
そんな写真達を扱っていると胸が熱くなります。
是非、無事でこの写真をもう一回手にして欲しいものです。


ハートプロジェクト06

そして、こうした活動を思い立ち、立ち上げ
継続している方々に敬意を表したいです。
こんなブログでも少しでも活動の存在が広まり
活動の輪が広がれば幸いです。



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